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白骨の章

皆様こんにちは。時々降っていた雨も、今はやみましたが寒い日ですね。

今日は、お通夜式でお寺様が読まれる「白骨の章」を、わかりやすく載せさせて頂きます。

”よく聞いてください。浮草のように不安な人生を、よくよく眺めてみれば、人の一生ほどはかないものはありません。生まれて大きくなり、やがて老いて死ぬ。まさに幻のような人生です。いまだ万年、生きたという人を聞かないでしょう。過ぎてしまえば一生といってもアッという間です。百歳まで生きているのはまれなのです。

死ぬのは他人で、自分はまだまだ後だと思っていますが、そうではありません。今日とも明日とも知れない私達の命。雨が降ると沢山の雫が落ちてきます。そのように沢山の人が毎日亡くなっています。朝には元気に出かけても、その日のうちに見る影もない姿になることもあります。無常の風に誘われたなら、元気な顔も、そうではなくなってしまいます。いくら肉親や親戚が集まって嘆き悲しんでも、二度と生き返ってはきません。泣いてばかりもいれないので、火葬場に送って荼毘にふせば白骨が残るだけ…老いも若きも関係なく皆同じです。「生まれたものは必ず死んでいかなければならない。」ということを忘れず、阿弥陀仏の本願に救われ、感謝の念仏を称える身になりなさいよ。

ということで…これからの時間も、体調に気を付けて穏やかな一日をお過ごし下さい。   川上