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「お釈迦様のたとえ話・盲亀浮木の話」

皆様、こんにちは。

今週は、雨の日が続いたので、今日の晴れマークは嬉しい気持ちになります。

そして、今日で8月も終わりですね…

今日は「お釈迦様のたとえ話・盲亀浮木」について…

ある時、お釈迦様が阿難(あなん)という弟子に、「人間に生まれたことをどう思っているか」と問われました。「大変喜んでいる」と阿難が答えると、お釈迦様は「盲亀浮木」の譬えばなしをされました。

”果てしなく広がる海の底に、目の見えない亀がいる。その盲亀が、百年に一度、海面に顔を出す。広い海には一本の丸太ん棒が浮いている。丸太の真ん中には小さな穴があり、その丸太は風のままに西へ東へ、南へ北へと漂っていたとすると、百年に一度浮かび上がるこの亀が、浮かび上がった拍子に丸太の穴にひょいと頭を入れることがあると思うか」と聞かれました。阿難は驚いて「何億年かける何億年、何兆年かける何兆年の間には、あるかもしれませんが、ないと言ってもよいくらいに難しいことです。」と答えました。お釈迦様は「阿難よ、私達が人間に生まれることは、この亀が丸太に首を入れることが有るよりも難しいことなんだ。有り難いことなんだよ」と教えられたそうです。

こうして、難しい確率で人間に生まれたのですから、大切に生きたいと思う今日この頃です。

それでは遅くなりましたが、これからの時間も体調に気を付けて穏やかな一日をお過ごし下さい。

今月も、ありがとうございました。9月もよろしくお願いします。    川上