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「お釈迦様のご生涯・世の無常と四門出游」

皆様、こんにちは。

現在の気温32℃…とても暑いですね。

体調も水分補給も気をつけてくださいね。

今日は、「お釈迦様のご生涯・世の無常と四門出游」について…

お釈迦様の母、摩耶夫人は、お釈迦様が生まれた7日後に亡くなりました。けれど、父や母の妹、いろんな人の慈愛を受け成長されていきました。ある日、太子が何気なく田んぼの方に目をやると、農夫が掘りかえした土の中からミミズや蛙が出て来ました。すると、空から鳥がおりてきて、サッとくちばしでくわえて飛び去りました。その様子を見て、太子は心を痛めました。そして、16歳の(19才ともいわれています)太子は結婚し、しばらくは楽しい月日を過ごしていましたが、ある日おともを連れて東の門からでると、途中で、しわだらけの老人に会い、老いることの現実に驚きました。数日後、南の門から出ると、髪を乱し、顔色は土のようで手足をふるわす病人を見ました。また西門から出た時は、見慣れない行列(葬式の列)に出会いました。「人とは歳をとり、病人となり、死んでいく。このようなつらく悲しいことのない世界はないのだろうか」と考え、北の門から出てみると、質素だけれど気高く、堂々とした修行者に出会いました。そして、この修行者のように城を出て修行をつめば、老・病・死の苦しみから逃れる道が見つかるかもしれないと心に決め、城を出られました。これが「四門出游」のお話です。

それでは、これからの時間も体調に気を付けて、穏やかにお過ごし下さい。

遅くなりましたが、今日もよろしくお願いします。    川上