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「お経とは」

皆様、こんばんは。

今日からまた、1週間が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

今回は、「お経」についてご紹介させて頂きます。

葬儀や、法事で唱えたり聞いたりするお経。

お経は「亡くなった方に対して捧げるもの」という印象が強いという方もいらっしゃると思いますが、元々は私達生きた人間が人生の意味や目的を見つめ直す為に説かれたものです。お経とは「お釈迦様の教えをまとめたもの」で、お釈迦様が亡くなった後、優秀な弟子達が集まり、教えを確認し合ってまとめることにしました。その際、弟子達の中で、お釈迦様に長く仕え、最も多くの教えを聞いた「阿難(あなん)」という弟子がいました。阿難は記憶力に優れ、お釈迦様の教えを非常によく覚えていました。この阿難が「私はお釈迦様からこのようにお聞きしました」と問いかけ、それに対して他の弟子達が内容の正確さを確認し合い、間違いないと全員一致した内容のみを記録したと伝えられています。実際に今日に存在するお経の多くが「私は、このようにお聞きしています」を意味する「如是我聞(にょぜがもん)」「我聞如是(がもんにょぜ)」という言葉で始まっているのもその為で、お釈迦様の教えを弟子達が確認し合い、文字として記したものの事を「お経」といい、元々は弟子達を始めとする生きた人間に対してお釈迦様が説いたものであるということだそうです。

また、日本国内にあるお経だけでも、8万を超える種類があるそうです。私達に沢山の教えを残して下さったということですね…

それでは皆様、今日も一日お疲れ様でした。ゆっくりお休みください。今日も、ありがとうございました。    川上