· 

”南無阿弥陀仏”の意味

皆様、こんにちは。

とても暑い日になりましたね。水分補給を忘れずに過ごして下さい。

今回は、”南無阿弥陀仏”をとなえる意味についてご紹介させて頂きます。

「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と念仏さえとなえていれば極楽へ往ける」と誤解をされている方が多いですが、親鸞聖人は「念仏さえとなえていれば極楽へ往けるということはありませんよ」と教えて下さっています。

念仏は大きく2つに分けられ、「他力(たりき)の念仏」と「自力(じりき)の念仏」に分けられます。「南無阿弥陀仏」ととなえても、となえる心はいろいろあります。他力とは、阿弥陀仏の力のことを言い、阿弥陀仏の力によって、無明の闇(むみょうのやみ)という暗い心が破れ幸せになった人が、その嬉しさに「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」ととなえる阿弥陀仏へのお礼の念仏、これを「他力の念仏」といいます。

自力の念仏とは、他力の念仏以外のすべてを「自力の念仏」といいます。

親鸞聖人も蓮如上人も、「阿弥陀仏に救われてお礼の念仏をとなえる身になりなさいよ」と教えていかれました。「無明の闇」については次回ご紹介させて頂きます。

それでは、これからの時間も穏やかにお過ごし下さい。遅くないましたが、今日もよろしくお願いします。    川上