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「四苦八苦」の”八苦”について

皆様、おはようございます。

今日は、少し雲が出ていますが気温もあがりそうです。

今回は、「四苦八苦」の”八苦”についてご紹介させて頂きます。

5:愛別離苦(あいべつりく)とは…

愛するものとの別離の苦しみ。いずれ必ず来る別れからは逃れることが出来ないという苦しみです。人との別れだけでなく、人や動物、物との別れという、どうにもならない普遍的な苦しみです。

6:怨憎会苦(おんぞうえく)とは…

その言葉通り、「怨む、憎む、会う、苦しみ」です。会いたくないひとや物と会わなければならない苦しみです。

7:求不得苦(ぐふとっく)とは…

求めても得られない苦しみです。欲が満たされないことに煩い悩むことです。

8:五陰盛苦(ごおんじょうく)とは…

五陰とは肉体(心身)のことで、世界は五つの集まり(色・受・想・行・識)で成り立っていると考えられています。

「色」とは物質的存在という意味で、形あるもの全てです。「受・想・行・識」は心の世界を意味します。

「受」は、印象・感覚あるいは単純な感情。

「想」は、心に浮かべる像のこと。

「行」は、意志または衝動的欲求の心。

「識」は、心の作用を総合した、認識・識別または意識活動。

なので、「五陰盛苦」とは、生きる苦しみであり、生命活動を行う上で受ける必然の苦しみで、怪我をするなどの肉体的な苦しみや、悲しみ・怒り・憎悪といった心の苦しみのことです。

ということで、生きている限り苦はつきもの…その中での平穏に感謝したいと思う今日この頃です。

それでは、今日も、穏やかな一日をお過ごし下さい。今日もよろしくお願いします。  川上